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事例一覧当社が修復・加工した
事例の一覧です。

変色染み抜き

時間の経過とともに変色したシミは通常の染み抜きでは落ちない頑固な染みです。
まず最初の工程(作業①)で漂白剤を使い、生地を傷めないように変色染みを落とします。
ただしこの漂白作業で地色まで抜けるため、次の工程(作業②)で、地色にあわせて修正(色挿し)して行きます。
この作業が熟練した職人の腕の見せ所です!永年の経験と技術で見事に元の状態に戻すことができます。

  • 修復前
    修復前
  • 作業①
    作業①
  • 作業②
    作業②
  • 修復前
    修復後

柄伏せ地色変更

「地色が派手でお召しになりにくい着物」や「地色を替えて着てみたい」など、着物にはその思いを可能にする、再生可能な素晴らしい特徴があります。また、柄色や刺繍、箔の雰囲気はそのまま残し、この着物を作った職人さんの高度な技術をも引き継ぎながら再生させていただきます。

  • 修復前
    修復前
  • 修復後
    修復後

柄足し 暈し・染匹田

着物の身幅寸法が通常よりも広く仕立てる場合、この画像のように雪輪柄の暈しや染匹田(絞りを型友禅で表現した技法)がずれてしまいます。修復前②の赤いシールのところ(白い箇所)に暈しと染匹田を柄足しいたしました。高度で細密な染色技術を要する仕事です。

  • 修復前
    修復前①(拡大)
  • 修復後
    修復前②
  • 修復後
    修復後
  • 修復後
    修復後(拡大)

柄足し 手描友禅

手描友禅が施していない白生地の部分に他の部分と同じ手描友禅にて柄を足しました。全体の柄のイメージに合わせながら、色や質感まで再現いたします。どの部分に柄を足したか分からない程の完成度です。手加工と修復センスが問われる最高の技術の結晶です。

  • 修復前
    修復前
  • 修復後
    修復後

焼け焦げ直し

お客様の不注意で、ちょっとした瞬間に起こってしまった江戸小紋のアイロンの焦げを修復いたしました。
最初の工程で生地表面の焦げ部分を取り除いた後、作業①漂白し、柄を描き入れました。
江戸小紋ならではの細密さと感覚を損なうことなく再生いたしました。

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    修復前
  • 作業①
    作業①
  • 修復後
    修復後

筋汚れ消し

着物の洗い張りだけでは落ちない筋汚れ(仕立の縫い目跡の筋汚れ)を洗い張りの行程にて手作業にて落とします。
作業①生地に優しい特殊な洗剤を使い、作業②生地を傷めないよう超音波洗浄器を使い、落して行きます。職人の経験に基づいた確かな目で丹念に作業いたします。

  • 修復前
    修復前
  • 作業①
    作業①
  • 作業②
    作業②
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    修復後

筋焼け直し

時間の経過とともに発生した筋焼け(仕立ての縫い目跡の焼け)は洗い張り後の仕事です。
この画像の場合、細密な江戸小紋のため、色柄に影響がないよう小筆で少しずつ色を挿して行きます。
高度な技術のみならず、本当に根気と色のセンスが問われる仕事です。

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    修復前
  • 作業①
    作業①
  • 修復後
    修復後

金彩加工修正

金彩加工がスレにより剥がれた部分の修正です。元は型を使い、金彩を施してある箇所ですが、小筆を使い手加工で金彩を足して行きます。周りの金彩部分と同じ色味で材料を調整し、丹念に挿して行きます。 金彩加工も修正の世界では重要な技術の一つです。

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    修復前
  • 作業①
    作業①
  • 修復後
    修復後
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