株式会社游洛庵(まるやま・京彩グループ)は、耀変蝋纈染、石板染、竹墨染といった染織技法で知られる「一乃倉」ブランドの事業を譲り受ける旨の契約を締結いたしました。
■事業譲受について
まるやま・京彩グループは、2023年1月1日付けで株式会社倉染匠(住所:京都市中京区 代表取締役 倉橋祐司)から「一乃倉」事業を譲り受けて、グループ会社の株式会社游洛庵(住所:京都市中京区 取締役社長 高木力)が事業を承継しました。
■一乃倉について
一乃倉ブランドは、光源によって色が変化して見える耀変蝋纈染、自然が作り出す形をそのまま着物に再現した石板染、墨の濃淡がもたらす静寂で力ある表現が魅力の竹墨染、これらの貴重な染織技法を中心に、おしゃれで現代的な着物を創作し続けて来られました。
また、耀変蝋纈染で染め上げた大判ショールは高級感があり、着物だけでなく洋服の時でも羽織ることができる使い勝手の良さから、大変人気のアイテムとなっています。
石版染、耀変蝋纈染、竹墨染といった貴重な技法の染織加工を引継げたことによって、ものづくりの幅を広げられ、グループおよび游洛庵にとって大きな飛躍のチャンスと捉えております。
これまで創り上げてこられた技術を絶やすことなく、また、これからの時代にフィットしたものになるよう昇華していき、着物ファンに愛される一乃倉ブランドを作って参ります。
■游洛庵の概要
会社名:株式会社游洛庵
所在地:京都市中京区六角通室町西入玉蔵町121美濃利ビル2階
事業内容:染呉服製造元卸業、悉皆業
設立:2019年8月(株式会社中敏から事業承継)