着方レッスンコラム基本知識編
着物でお呼ばれ!結婚式にふさわしい友人・同僚向けの選び方
2024.10.23
こんにちは! 「着たい人を、着る人に」 まるやま・京彩グループです。
友人や同僚の結婚式に出席する際、着物を選ぶことは日本の伝統を尊重し、華やかな場にふさわしいスタイルを演出する素晴らしい選択です。
しかし、結婚式というフォーマルな場では、装いのマナーや着物選びのポイントをしっかり押さえる必要があります。
ここでは、結婚式にふさわしい着物の選び方と、当日の心構えについて詳しく紹介します。
目次
1. 結婚式に適した着物の種類
結婚式にふさわしい着物の種類には、フォーマル度が高いものが選ばれます。カジュアルすぎない、品のある着物を選ぶことがポイントです。次の3つの着物が結婚式に最適です。
訪問着
結婚式に最もふさわしい格式高い着物です。全体に描かれた模様や、金銀の刺繍が施されたデザインは、華やかさと上品さを演出します。特に友人や同僚としての参加では、訪問着が最適な選択肢です。華やかでありながら、新郎新婦を引き立てる控えめな美しさが求められます。
付け下げ
訪問着よりも少し控えめですが、フォーマルな場にふさわしい上品なデザインが特徴です。模様は肩から裾に向かって描かれており、落ち着いた華やかさを持っています。友人としての出席には、カジュアルさを抑えつつ、程よい華やかさを持つ付け下げがぴったりです。
色無地
一色で統一されたシンプルなデザインですが、一つ紋が入っていればフォーマルな場にも適しています。シンプルなデザインのため、帯や小物で華やかさを加えることができます。色無地は季節や個人の雰囲気に合わせた色を選ぶことができるため、個性を出しやすい着物です。
2. 結婚式にふさわしい色選び
結婚式の着物を選ぶ際、最も注意が必要なのが色選びです。新郎新婦を引き立てることを第一に考えつつ、控えめな華やかさを演出する色を選びましょう。
避けるべき色
白は新婦の色であり、結婚式では避けるべきとされています。また、赤やピンクなど派手すぎる色も、新婦より目立ってしまう可能性があるため、できるだけ避ける方が無難です。
おすすめの色
淡いパステルカラーや落ち着いたトーンの色が最適です。たとえば、淡いブルー、グレー、ベージュ、クリーム色などは、華やかさと控えめな美しさを両立できます。これらの色は、会場の雰囲気や季節感にもうまく調和します。
季節に合わせた色選び
季節に合わせた色選びも結婚式の装いには重要です。春ならば淡いピンクや若草色、夏ならば涼しげな水色や薄いグリーン、秋にはオレンジや栗色、冬には濃紺や深い赤などが季節感を演出します。
3. 小物と帯の選び方
着物の美しさを引き立てるためには、小物や帯の選び方も大切です。結婚式に出席する際は、着物のフォーマル度に合わせた小物を選ぶことで、全体のバランスを整えましょう。
帯
袋帯や名古屋帯がフォーマルな場にふさわしい選択です。特に、金や銀が織り込まれた帯は華やかさを演出し、格式を高めてくれます。帯の結び方にも工夫を凝らし、二重太鼓やふくら雀などの結び方で華やかさを引き立てましょう。
帯揚げ・帯締め
帯の上にかぶせる帯揚げや帯締めは、白や金、淡いパステルカラーを選ぶと、品の良さを保ちながら華やかさを加えられます。小物選びは全体の調和を考え、派手すぎず控えめすぎないバランスが重要です。
草履やバッグ
草履やバッグも結婚式にふさわしいフォーマルなものを選びましょう。草履はシンプルでありながらも、金や銀をあしらったものが品の良い選択肢です。バッグは小さめのフォーマルバッグを選び、必要最低限の持ち物をコンパクトにまとめましょう。
4.. 着物を着る際の心構え
最後に、着物を着て結婚式に参加する際の心構えについても触れておきましょう。着物は美しく格式高い装いですが、洋服に比べて動きが制限されるため、事前にどのような振る舞いが必要かを意識しておくことが大切です。
動きやすさを確保
着物は裾が長く、帯も締めるため、動きにくさを感じることがあります。特に座る時や歩く時には、着物が崩れないよう慎重に動く必要があります。 お辞儀の仕方や、椅子に座る際の振る舞いも事前に練習しておくと安心です。動作の基本を押さえることで、着崩れを防ぎつつエレガントに振る舞うことができます。
長時間の着用に備える
結婚式は長時間にわたって行われることが多く、着物で過ごす時間が長くなるため、慣れていないと疲れることもあります。 特に初心者の方は、帯や草履の締め付け感に慣れていない場合もありますので、事前に着付けの練習をするか、専門の着付けサービスを利用すると安心です。
快適な着心地を意識
季節に合わせた素材選びやインナー選びも重要です。例えば、夏の結婚式には、軽い素材の着物や涼感のある下着を選ぶことで快適に過ごせます。冬の結婚式には、インナーに暖かい素材を選び、防寒対策をしっかり行いましょう。
5.まとめ
友人や同僚の結婚式に着物で出席することは、特別な意味を持ち、日本の美しさを感じさせる装いです。訪問着や付け下げ、色無地などのフォーマルな着物を選び、色や小物にも気を配ることで、結婚式の場にふさわしい華やかさと品格を演出できます。
さらに、着物を着た際の心構えとして、動きやすさや快適さを意識し、事前に準備を整えておくことで、長時間の着用でも安心して楽しむことができます。 あなた自身も結婚式で自信を持って着物を楽しみながら、友人や同僚への心からのお祝いを表現できることでしょう。
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