着方レッスンコラム基本知識編
七五三の服装どうする?母親の着物選びのポイント
2024.09.25
こんにちは! 「着たい人を、着る人に」 まるやま・京彩グループです。
七五三は、子どもの成長を感謝し、これからの健康と幸せを願う日本の伝統的な儀式です。
この特別な日に、母親も和装で参加することで、家族全員で華やかな雰囲気を楽しむことができます。 子どもだけでなく、お母さん自身も着物を選ぶことで、特別なひとときを共有できるのが七五三の魅力です。
目次
1. 七五三におすすめの着物選びのポイント
七五三に着る着物は、その場にふさわしい格式と華やかさを兼ね備えたものが理想です。着物にはそれぞれ「格」があり、その格に応じて着用する場面が異なります。
大きく分けると「礼装」「準礼装」「盛装」「普段着」の4つのカテゴリーがあります。七五三では、礼装の次に格の高い「準礼装」を選ぶのが一般的です。準礼装は、フォーマルな場面に適しており、七五三のような子どもの成長を祝う儀式にもぴったりです。準礼装に適した着物の種類
準礼装に適した着物には、主に以下の3種類があります。
訪問着
訪問着は、準礼装の中でも特にフォーマルな場面に適した着物です。胸元から裾まで柄がつながっているデザインが特徴で、華やかさと上品さを兼ね備えています。 七五三では、あまり派手すぎない控えめな柄と、柔らかな色合いの訪問着がおすすめです。例えば、淡いピンクやベージュなどの優しい色味は、子どもの華やかな着物を引き立てつつ、全体の雰囲気を上品にまとめてくれます。
付け下げ
付け下げは、訪問着に比べてもう少しシンプルなデザインで、気軽に着られる準礼装です。柄が衿から胸元にかけてつながっていないため、すっきりとした印象を与えます。 七五三では、落ち着いた色合いとシンプルな柄を選ぶことで、子どもの装いを邪魔しない洗練された雰囲気を作り出すことができます。付け下げは、他のフォーマルな場面でも着用できるため、一着持っていると便利です。
色無地
色無地は、模様のない一色染めの着物で、シンプルながらも奥深い魅力があります。柄が入っていないため、帯や小物でアレンジしやすく、自分らしさを表現できるのが特徴です。 七五三では、シンプルで上品な色無地を選ぶと、主役である子どもの着物とのバランスが取りやすくなります。例えば、季節に合わせた秋の深い色合いを選ぶと、シーンにマッチしたエレガントな装いを楽しむことができます。
2. 七五三に映える着こなしの工夫
七五三は、家族にとって特別なイベントがたくさん詰まった日です。お母さんの着物も、その場にふさわしい上品で華やかなものを選ぶと、全体の雰囲気が引き立ちます。ここでは、色や柄の選び方と、華やかさをプラスするアクセントの取り入れ方を紹介します。
優しい色合いと柄選び
七五三では、子どもが主役のため、お母さんの着物は控えめで優しい色合いを選ぶと調和が取れます。
淡いピンクやクリーム色、薄いブルーなどの落ち着いた色味は、子どもの華やかさを引き立ててくれます。 また、花や草木、季節を感じさせる葉っぱの柄などが入った着物を選ぶと、秋らしさを演出しつつ上品さもプラスされます。
帯と小物でアクセント
着物がシンプルな分、帯や小物で少し華やかさを加えるとバランスが良くなります。
例えば、帯の色を少し鮮やかにすることで全体が引き締まり、アクセントが加わります。帯締めや帯揚げに差し色を使うのも効果的です。 ゴールドやシルバーの帯飾りを取り入れると、さりげなく華やかさをアップさせることができます。また、和風のバッグや草履で全体のコーディネートに統一感を持たせるのもおすすめです。
3.着付けを楽しむための簡単アレンジ♪
着物の着付けに慣れていない方でも、ちょっとした工夫で素敵に仕上げることができます。シンプルな帯結びやヘアスタイルで、着物をもっと楽しみましょう。
シンプルで華やかな帯結び
初心者でもできる帯結びとしておすすめなのが、リボンの形やふくら雀の結び方です。リボン結びは可愛らしい印象を与え、ふくら雀はボリュームがあり華やかです。
これらの帯結びは、結び方がシンプルでありながら、後ろ姿にインパクトを与えます。また、帯結びの際に、少し光沢のある帯や帯締めを使うと、さりげない華やかさをプラスできます。
ヘアスタイルで着物にマッチ
着物に合わせるヘアスタイルも大切です。忙しい朝でも簡単にできるお団子ヘアは、きちんと感がありつつ、和装にぴったり。ポニーテールに和風の髪飾りを添えるだけでも十分素敵です。
かんざしやつまみ細工など、和のテイストの髪飾りを使うと、一層魅力的な印象に仕上がります。また、髪飾りの色を帯や帯締めと合わせることで、全体に統一感を持たせることができます。
4.子どもと楽しむコーディネートのヒント
七五三の装いは親子で楽しむことができます。ここでは、お互いの着物を引き立てる色合わせや、お揃い感を出すポイント、親子で一緒にコーディネートを楽しむ方法をご紹介します。
親子での色合わせ
子どもが鮮やかな色や大胆な柄の着物を選んだ場合、お母さんは落ち着いた色合いで全体のバランスを取ると、子どもの装いが引き立ちます。 逆に、子どもが淡い色やシンプルなデザインの着物を選ぶなら、お母さんは少し華やかな柄や色味を取り入れることで、お互いの魅力を高めることができます。
お揃いのポイントを作る
着物の色や柄に共通の要素を取り入れると、親子のコーディネートに統一感が生まれます。 同じ花柄や似たトーンの色合いを選ぶと、お揃い感がありつつもさりげなくおしゃれに見せることができます。また、帯や髪飾りなどの小物でリンクさせると、全体にまとまりが生まれます。
親子で楽しむコーディネートの選び方
一緒に着物選びをする際は、親子で意見を交換しながらコーディネートのアイデアを出し合うと楽しいです。
例えば、子どもが好きな色を取り入れたり、お母さんの着物に子どもが選んだ小物を合わせるなど、親子で一緒にスタイリングを作り上げることで、特別な日をより楽しめるコーディネートが完成します。
七五三は家族にとって大切な日。お母さんの着物選びも楽しみながら、子どもと一緒に素敵な思い出を作りましょう。 華やかで上品な着こなしで、特別な日をより一層引き立ててください。
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