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着方レッスンコラム基本知識編

着物で旅に出よう!旅行におすすめの着物とベストな旅行先を提案

2024.10.16

こんにちは! 「着たい人を、着る人に」 まるやま・京彩グループです。


日本の伝統衣装である着物は、その美しさや趣が魅力で、特別な日だけでなく、日常や旅行の場でも楽しむことができます。

着物で旅行することは、まるで時間を超えたような特別な体験を提供し、訪れる場所との一体感をさらに深めてくれるものです。

この記事では、旅行に最適な着物の選び方や持ち物、履物、そして着物で訪れたい日本各地の旅行スポットについて詳しくご紹介します。


1.旅行にぴったりな着物とは?


旅行に着る着物を選ぶ際、快適さと美しさを両立させることがポイントです。旅行中は長時間歩くことが多いため、動きやすく、シワがつきにくい素材の着物が適しています。


おすすめなのは、木綿やウール素材の着物です。木綿の着物は軽くて通気性が良く、長時間着ていても疲れにくいです。ウールの着物は保温性が高いため、秋や冬の旅行にも適しています。


これらの素材は、日常使いできるカジュアルな印象を持っているため、旅行先でリラックスして過ごせるのも魅力です。

さらに、旅行中は天候が変わりやすいことも考慮して、撥水加工された羽織や雨ゴートなどのアイテムを持参するのも良いでしょう。

雨の日でも快適に着物を楽しめるだけでなく、急な天候の変化にも対応できます。羽織は見た目にもおしゃれで、簡単に着こなせるため旅行中に重宝するアイテムです。


また、もう一つの選択肢として、シワになりにくい化繊素材の着物もおすすめです。化繊は軽量で、持ち運びにも便利。

特にカジュアルなシーンから少しフォーマルな場面まで幅広く対応できるため、観光やレストランでの食事など、様々なシチュエーションで着用できます。


2.旅におすすめの着物と持ち物

旅行に出る際、必要最低限の荷物に抑えつつ、着物を美しく保つためのアイテムを選ぶことが重要です。以下に、旅行中に便利な持ち物をいくつかご紹介します。


替えの帯締めと帯揚げ

旅行中、着物を着続けるとどうしても帯周りが崩れてしまうことがあります。そんな時のために、予備の帯締めや帯揚げを持っておくと、さっと直して再び美しい着物姿を保つことができます。

 また、帯揚げを変えるだけでコーディネートに変化をつけることができるので、数日間の旅行でも飽きることなく楽しめます。


シワ取りスプレーやミニアイロン

特に木綿やウールの着物は、折りたたんで持ち運ぶ際にシワがつきやすい素材です。旅行先でスプレーやミニアイロンを使ってシワを取り除けば、どんな時でもきちんとした姿で過ごせます。

 

化繊の着物であっても、旅先での手入れに使えるアイテムとして常備しておくと安心です。


雨具

急な天候変化に備えて、着物専用の雨コートや、足元を守るための足袋カバーを持っていきましょう。特に観光地では、石畳やぬかるんだ道を歩くことが多いので、足袋カバーがあれば足元を保護でき、足袋が汚れる心配がありません。


足袋の替えと予備の履物

長時間歩くと足袋が汚れたり、履物が傷んだりすることがあります。足袋は吸湿性の高い素材を選ぶと蒸れにくく、長時間の歩行にも耐えられます。

また、予備の草履や下駄を持っていけば、万が一疲れてもすぐに履き替えることができ、快適な旅を楽しめます。


3.旅行に履いていくべき履物とは?

旅行中に着物を着るなら、履物の選び方も重要です。一般的には草履や下駄が着物に合う履物として知られていますが、観光地を歩き回る場合には、歩きやすさを重視したものを選ぶことをおすすめします。


クッション性のある草履が旅行には最適です。最近では、草履の底にクッションが入ったものや、ゴム製の滑りにくい底がついた草履が登場しており、長時間歩いても足が疲れにくくなっています。


特に石畳の道や坂道が多い観光地では、このような草履が快適な移動をサポートしてくれます。また、足袋も大切です。通気性の良い麻素材の足袋を選ぶと、汗をかいても快適に過ごせますし、旅先で蒸れる心配もありません。


4.着物で行きたい!日本各地の旅行スポット

着物を着て旅行するなら、着物が映える景観や雰囲気のある場所を選ぶと、さらに特別な時間を過ごせます。以下に、着物で訪れたい日本の旅行スポットをご紹介します。


京都

京都は、日本の伝統文化が色濃く残る場所として、特に着物での旅行に最適な都市です。祇園や嵐山、清水寺など、歴史ある街並みが広がるエリアでは、着物姿で歩くと風景に溶け込み、タイムスリップしたような感覚を味わえます。さらに、春には桜、秋には紅葉が見事に咲き誇り、季節ごとの美しい風景を背景に写真を撮ることができます。


金沢

武家屋敷や兼六園など、江戸時代の趣を残す金沢は、着物で訪れるのにぴったりの場所です。特に東茶屋街では、伝統的な町並みと着物の相性が抜群で、歩くだけで日本の歴史と文化を体感できます。着物レンタルのお店も充実しているため、手軽に着物での散策を楽しめます。


川越(小江戸)

埼玉県川越市は「小江戸」と呼ばれ、江戸時代の街並みを今に残すエリアです。着物を着て歩けば、まるで当時の時代に戻ったような気分を味わえます。蔵造りの建物や時計塔との写真撮影もおすすめで、SNS映え間違いなしのスポットです。


箱根

自然の美しさが広がる箱根は、温泉や美術館、庭園など観光スポットが豊富です。芦ノ湖を背景に着物姿で写真を撮れば、まさに日本の風景に溶け込んだ一枚が完成します。また、箱根湯本などの温泉街を着物で歩くと、非日常的な旅の雰囲気をさらに楽しむことができます。


5.まとめ

着物での旅行は、普通の旅行とは一味違う特別な体験を提供してくれます。素材や履物、持ち物に気を配ることで、旅先で快適に着物を楽しめます。ぜひ、日本各地の美しい景色と着物姿の自分を重ね合わせ、素敵な旅を満喫してみてください。


まるやま・京彩グループでは、着物好きの皆さんがステキな着物ライフを送れるよう、お役立ち情報を発信していきます。


着物の選び方や着こなしについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひまるやま・京彩グループの着付け教室、無料体験レッスンにお越しください。


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