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着方レッスンコラム基本知識編

着物で楽しむ紅葉シーズン!大人の品格を引き立てる秋の装い

2024.11.06

こんにちは! 「着たい人を、着る人に」 まるやま・京彩グループです。


秋が深まり、紅葉が見頃を迎える季節は、和装がひときわ美しく映える絶好の機会です。


日本ならではの四季の移ろいとともに楽しむ着物の魅力は、紅葉と共に味わうことで一層引き立ちます。

今回は、紅葉シーズンに大人の品格を引き立てる秋の装いについて、着こなしのポイントやコーディネートのコツをご紹介します。

1. 秋の装いにふさわしい着物の選び方

秋は、自然の色に合わせた深みのある色合いが似合う季節です。 紅葉シーズンには、落ち着いた色彩や季節感を取り入れた着物を選ぶと、大人の品格が際立つ装いを楽しむことができます。


色合い

秋の自然を映した暖かみのある色合いが映えます。紅葉の赤、深い緑、こっくりとした茶色、からし色、そして栗色や柿色など、紅葉の風景と調和する色を選ぶと素敵です。

これらの色を着物だけでなく、帯や小物にも取り入れると統一感が生まれ、洗練された印象を与えます。


柄の選び方

秋らしさを感じさせる着物柄も、この季節にぴったりです。紅葉やすすき、菊などの秋の草花をあしらった柄は、自然の移ろいを楽しみながら華やかさもプラスできます。


柄が細かく繊細であればあるほど、控えめで大人らしい落ち着いた雰囲気が出せるでしょう。特に大柄よりも、控えめで小さな柄を選ぶことで、秋の自然と調和しやすくなります。


ヴィンテージ着物の活用

深みのある色合いや落ち着いた柄のヴィンテージ着物も、秋の紅葉シーズンにぴったりです。


ヴィンテージ着物は、現代の着物とは異なる独特の色合いや風合いを持っており、年齢を重ねた大人の魅力を引き立てます。例えば、古典的な模様やくすんだ色合いのものは、紅葉の景色とよく合い、上品さと格調高さを演出できます。


2. 品格を高める秋の着物コーディネートポイント

大人の着物スタイルでは、シンプルさと上品さが大切です。紅葉シーズンの着物コーディネートをさらに美しく見せるためのポイントを押さえましょう。


素材選び

秋には、少し厚手の絹やウール素材の着物がおすすめです。温かみのある素材は、肌寒い秋の空気に合わせて季節感を感じさせてくれます。


光沢が控えめな生地を選ぶと、紅葉の景色に馴染み、より落ち着いた大人の品格が引き立ちます。また、少しざらりとした風合いのある生地は、ヴィンテージな雰囲気も感じさせ、和装の深みを表現できます。


帯との組み合わせ

帯は、着物の色とバランスを考えて同系色でまとめると、統一感が出て上品に見えます。例えば、深い赤や緑の着物には、少し淡めの色の帯を合わせることで柔らかい印象がプラスされます。


また、同系色の濃淡でまとめた場合も、全体に落ち着いた雰囲気が生まれ、大人の余裕を感じさせます。格調のある着物には、刺繍や柄が入った少し豪華な帯を選ぶのもよいでしょう。


小物選び

帯締めや帯揚げに秋らしい色を取り入れることで、季節感をより一層楽しめます。例えば、ベージュやオレンジ系の小物は紅葉の色味と相性が良く、全体にやさしい雰囲気が漂います。特に淡い黄色やオレンジ系を帯留めや扇子に取り入れることで、着物の格調を保ちながらも、季節の移ろいを感じさせるアクセントが加わります。


3. 紅葉を楽しむおすすめの着物スポット

紅葉の季節に着物で訪れたいスポットをいくつかご紹介します。秋の風情を味わいながら、着物姿で素敵な時間を楽しんでみましょう。


京都の嵐山

紅葉が美しい嵐山は、古風な街並みとともに着物姿を引き立ててくれる絶好のロケーションです。竹林の小道を散策するのもおすすめで、紅葉と竹林のコントラストが美しく、季節感あふれる写真を残せます。また、周辺の古い建物も着物姿にぴったりです。


鎌倉の長谷寺

関東エリアでおすすめしたいのは、紅葉が楽しめる鎌倉の長谷寺です。歴史のある寺院の庭園には美しい紅葉が広がり、秋の落ち着いた空気の中でゆっくりと紅葉を愛でることができます。


写真映えする景色が多く、特に紅葉に囲まれた池のほとりは、着物姿にとても映えるスポットです。


奈良の東大寺周辺

奈良の東大寺は紅葉の名所としても知られています。鹿とふれあえるエリアもあり、古都の風情と自然の美しさが楽しめます。

壮大な歴史的建造物と紅葉のコントラストが絶妙で、着物姿で訪れると、まるで時代を超えたかのようなひとときを過ごせます。


4. 秋の着物で気をつけたい防寒対策

紅葉シーズンの気温は日中と朝晩で差が出やすく、特に夕方や山間部では冷え込むこともあるので、防寒対策を考えておくと安心です。


羽織やショールで温かく

羽織やショールは、見た目もおしゃれで防寒対策にもなる便利なアイテムです。シックな色合いの羽織やショールを一枚用意しておくと、冷え込む時間帯でも快適に過ごせます。


例えば、深い茶色や暗めのグレーなど、紅葉と調和しやすい色を選ぶと、大人っぽい落ち着いた雰囲気に仕上がります。


足元の工夫で冷え対策

足袋の下に薄手の靴下を重ねることで、暖かさが増し、足元の冷えを防ぐことができます。


また、少し暖かめの草履や下駄を選ぶと、地面からの冷えを感じにくくなり、長時間の散策でも快適です。特に山間部などの冷えやすい場所では、足元の防寒をしっかり整えましょう。

まとめ

紅葉シーズンは、大人の品格を引き立てる着物の美しさを存分に楽しめる季節です。色や素材、コーディネートにこだわり、秋の風情を感じさせる装いで特別なひと時を過ごしましょう。


紅葉の色彩と着物の美しさを引き立てるために、季節の色合いや素材を取り入れた着物選びを楽しんでみてください。

また、紅葉が見頃を迎えるこの時期ならではの景色や空気感と共に、和装を楽しむことで、一層深みのある日本の秋を体感できるでしょう。


まるやま・京彩グループでは、着物好きの皆さんがステキな着物ライフを送れるよう、お役立ち情報を発信していきます。


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