着方レッスンコラム基本知識編
着物を美しく着こなすために!着崩れしない歩き方の基本ガイド
2024.10.02
こんにちは! 「着たい人を、着る人に」 まるやま・京彩グループです。
目次
1. 着物を着た時の美しい立ち方
着物を着るときに最も大切なのは「姿勢」です。
美しい着物姿を保つためには、まず背筋をまっすぐに伸ばし、肩の力を抜くことが基本です。
肩がこわばっていると、着物や帯がずれやすくなります。顎を軽く引いて視線をまっすぐ前に保つことで、自然な立ち姿が整います。
足の位置は肩幅より少し狭め、つま先を内側に向けて軽く内股を意識することで、女性らしいエレガントな立ち姿を演出できます。また、立つときに膝をわずかに曲げ、重心を少し後ろに置くことで安定感が生まれ、長時間着物を着ていても疲れにくくなります。
このような姿勢を意識することで、自然と着物が崩れにくくなるだけでなく、見た目もさらに美しくなります。
2. 日常動作での歩き方:着崩れを防ぐコツ
着物を着て歩く際は、普段の歩き方とは異なる工夫が必要です。
着物は裾が広がりやすいため、歩幅を小さく保ち、ゆっくりと歩くことが大切です。
つま先を少し内側に入れ、足を滑らせるように動かすことで、着物の裾を引っかける心配が少なくなります。
また、両手を軽く体の横に添え、片手で裾を持つことで、裾が地面に引きずれず、着物が汚れるのを防げます。特に階段を上る時などは、片手で裾を持ち上げることが必須です。
3. 階段や車の乗り降りでの着崩れを防ぐ動きのコツ
日常生活の中で、階段の昇り降りや車の乗り降りは、着物が崩れやすい場面の一つです。 特に動きが大きくなる場面では、事前に着物の裾や帯を調整しておくことが重要です。
階段を昇り降りする時
階段を昇る時は、片手で着物の裾を軽く持ち上げ、足元をしっかり確認しながら一歩一歩進むようにします。
逆に、階段を降りる時も、着物の裾が広がらないようにし、つま先からゆっくりと階段に足を着ける感覚で動かします。
特に急な動きは禁物です。ゆっくり丁寧に動作することで、着崩れを防ぎ、同時に優雅さを演出することができます。
車の乗り降り
車に乗るときは、まず後ろ向きに座り、次に足を揃えて一緒に車内に入れると、着崩れを最小限に抑えることができます。
足を交互に動かすと着物が乱れやすいため、一度に揃えて動くのがコツです。車から降りる時も同様に、足を揃えて外に出してから、体を車外に移すとスマートに降りることができます。
4.着物が崩れやすいシーン:トイレや応急処置の方法
七五三の装いは親子で楽しむことができます。ここでは、お互いの着物を引き立てる色合わせや、お揃い感を出すポイント、親子で一緒にコーディネートを楽しむ方法をご紹介します。
トイレでの注意点
着物を着てトイレに行く際、まず裾や帯が汚れないように注意が必要です。裾を持ち上げてトイレに入るのはもちろん、帯が邪魔にならないように工夫することが大切です。
帯をまとめるためのクリップを使うか、小さな帯留めを活用すると便利です。トイレを済ませた後は、鏡でしっかりと全体を確認し、崩れている部分がないか確認しましょう。
着崩れしてしまった場合の対処法
着物が万が一崩れてしまった時は、まず焦らずに対処します。襟元や帯が緩んだ場合は、軽く引き締めて整えます。
帯が大きく緩んでしまった場合は、腰紐を使って簡単に直すことができます。事前に着崩れの直し方を練習しておくことで、実際に着崩れても安心して対処できます。応急処置として和装クリップを携帯しておくと、すぐに対応できるためおすすめです。和装クリップを使って袖や裾を留めておけば、簡単に見た目を整えることができます。 また、着物が崩れた場合、無理に力を入れて引っ張ると逆に形が崩れることがあるため、優しく整えることがポイントです。
5.初心者向けの着付け教室:美しい所作を学ぶ場
美しい着物姿を保つためには、正しい着付けだけでなく、日常動作を学ぶことが大切です。
着付け教室では、着物の着付け技術だけでなく、歩き方や階段の昇り降り、座り方といった美しい所作も学べます。
初心者向けの教室では、着崩れしにくい着付け方法や応急処置についても実践的に教えてくれるため、初心者でも安心して着物を楽しむことができます。
まるやま・京彩グループでは、着物好きの皆さんがステキな着物ライフを送れるよう、お役立ち情報を発信していきます。
着物の選び方や着こなしについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひまるやま・京彩グループの着付け教室、無料体験レッスンにお越しください。
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