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着方レッスンコラム基本知識編

大人の秋スタイルを楽しもう!シックな色味で魅せる着物コーデのコツ

2024.09.18

こんにちは! 「着たい人を、着る人に」 まるやま・京彩グループです。


秋が訪れると、空気が澄み、風が涼しくなり、自然の美しさが一層引き立ちます。 この季節、着物を楽しむのにぴったりな時期でもあります。


特に、大人の落ち着いた雰囲気を演出できる「シックな色味」は、秋の着物選びの大切なポイントです。
この記事では、秋に映えるシックな色味の着物選びや、コーディネートのポイントを紹介していきます。


落ち着いた色合いを取り入れながら、大人の魅力を最大限に引き出す秋の着物スタイルを一緒に学んでいきましょう。



1. 秋に映えるシックな色味の着物選びのポイント


秋は紅葉や秋の花々が美しく、自然界でも深みのある色が増えてくる季節です。そんな秋にぴったりな着物選びの第一歩は、シックな色味を取り入れることです。


ダークレッドは、紅葉のように深い赤色で、秋らしさを象徴する色です。この色を基調とした着物は、秋の風景に自然に溶け込み、落ち着きと品格を持たせてくれます。紅葉の風景を背景にした時に、紅葉の美しさと着物の赤が絶妙なコントラストを作り出すため、写真映えも抜群です。


ブラウン系の色味も、秋の大地や枯葉を連想させ、季節感を強く演出します。特にチョコレートブラウンやキャメルカラーのような深みのあるブラウンは、大人の落ち着いた雰囲気を引き立てるのに最適です。派手すぎず、しかしシンプルでもない、この色は上品さを保ちながら、季節感をしっかりと取り入れることができます。


もう一つ、ネイビーは秋の夜空や深い湖を思わせる色で、洗練された大人のスタイルにぴったりです。特に、ネイビーの着物にゴールドやシルバーのアクセントが入ったものは、シックな中に華やかさを加え、特別な日の装いとしても人気です。この色は他のシックな色と合わせても、相性が良いので、帯や小物で遊び心をプラスすることもできます。


これらのシックな色味をベースにすることで、秋らしい雰囲気を醸し出しながらも、大人っぽさや洗練された印象を保つことができます。派手さを抑えつつ、自然の中に調和する着物選びが大切です。


2. 大人の魅力を引き出す!秋にぴったりの柄の選び方


シックな色味と共に、柄選びも秋の着物スタイルの大切な要素です。
秋に着る着物は、季節の移り変わりを反映した柄を選ぶことで、より一層その魅力が引き立ちます。


まず注目したいのは、紅葉や菊の柄です。紅葉は秋を象徴する代表的な柄で、紅葉が散り始める風景を着物に取り入れることで、季節感を存分に楽しむことができます。赤や黄色の紅葉の柄は、着物のベースとなる色とのコントラストで深みが増し、シックな装いをより華やかにしてくれます。


また、菊の柄は、秋の花として古来から愛されてきました。日本の伝統的な模様としても人気があり、品のある美しさを演出することができます。菊の花びらが描かれた着物は、華やかさと同時に落ち着きを与えてくれるため、大人の女性にぴったりの柄です。


もう一つ、抽象的でシンプルな柄も、秋のシックなスタイルにふさわしい選択です。例えば、細かい線や幾何学模様などの洗練されたデザインは、シンプルながらも個性的な印象を与えることができます。これにより、あまり季節に左右されない汎用性の高い着物が完成します。


特に、無地の着物にほんのりと柄が入ったものや、極小の柄が全体に散りばめられたデザインは、派手さを抑えつつも奥行きのある着こなしができるため、シックな秋の装いにおすすめです。 柄の選び方は、自分の個性を表現する要素の一つでもあります。シンプルな柄でも、季節に合った色味や素材感を取り入れることで、より一層秋らしい着こなしが完成します。


3.アクセサリーと帯の選び方で差をつける秋の着物スタイル


着物のコーディネートにおいて、アクセサリーや帯は全体の印象を大きく左右します。特にシックな着物スタイルでは、シンプルなデザインの中にこだわりを持たせることで、周りと差をつけることができます。


帯選びは、着物全体の印象を決定する重要なポイントです。シックな色味の着物には、シンプルな帯を合わせることで洗練された印象を作り出せますが、ここで一工夫を加えるのが大人のコーデ術です。


例えば、ゴールドやシルバーの帯は、シックな装いの中に程よい華やかさをプラスしてくれます。秋の夕暮れや夜の雰囲気を意識したメタリックな光沢の帯は、シンプルな着物を格上げするアクセントとなります。


また、帯締めや帯揚げも、着物のコーディネートを引き立てる重要なアイテムです。深いエメラルドグリーンやボルドーの帯締めは、秋らしさを演出しつつ、シックな着物スタイルに奥行きを持たせます。さらに、帯揚げには同じトーンの色味を使用し、着物と帯のバランスを整えることが重要です。


アクセサリーにも、秋の季節感を取り入れる工夫ができます。例えば、べっ甲や木製のかんざし、シンプルなパールの耳飾りなど、秋らしい素材を使ったアクセサリーは、控えめながらも大人の上品さを引き立てます。アクセサリーはあまり多くを使わず、ワンポイントに抑えることで、シックなスタイルを崩さずにバランスの良いコーディネートが完成します。


このように、帯やアクセサリーの選び方で個性を加えることで、秋らしいシックな着物スタイルが完成します。大人の魅力を最大限に引き出すために、小物使いにもぜひこだわってみてください。


4.ヘアスタイルとメイクで完成!シックな秋の和装コーディネート


最後に、シックな着物スタイルを完成させるためには、ヘアスタイルとメイクも重要な要素です。


シンプルで落ち着いた色味の着物に合わせるためには、派手すぎず、しかし品格を保つメイクとヘアアレンジを心がける必要があります。


まず、ヘアスタイルはシンプルでありながらも、華やかさを感じさせるものが理想的です。まとめ髪が定番ですが、きっちりとしすぎず、ゆるめのまとめ髪や、ふんわりとしたシニヨンスタイルが大人の余裕を感じさせます。髪飾りもシンプルなものを選び、べっ甲やシルク素材のものを使うと、秋らしい雰囲気が一層引き立ちます。


次に、メイクです。着物に合わせるメイクは、自然な美しさを強調することが大切です。ファンデーションはツヤ感を重視し、ナチュラルで健康的な肌色を演出します。チークやリップには、秋の落ち着いたカラーを取り入れましょう。


例えば、ベリー系やオレンジブラウン系のリップは、シックな着物と相性が良く、顔全体に柔らかい印象を与えます。アイメイクは控えめに、眉毛を自然に整えることで、全体のバランスが取れた大人のメイクが完成します。


シックな色味とシンプルなデザインを活かした秋の着物スタイルは、大人の魅力を引き出す絶好の機会です。 色味や柄選び、小物使いからヘアスタイル・メイクまで、トータルコーディネートを意識して、自分らしい秋の着物スタイルを楽しんでみてください。


まるやま・京彩グループでは、着物好きの皆さんがステキな着物ライフを送れるよう、お役立ち情報を発信していきます。


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