きものを「着たい人」を「着る人」に。まるやま・京彩グループ

着方レッスンコラム基本知識編

季節を感じる浴衣の楽しみ方!夏から秋へ移り変わる装いのヒント

2024.08.28

こんにちは!


「着たい人を、着る人に」


まるやま・京彩グループです。


夏といえば、やはり浴衣が欠かせません。伝統的な浴衣は、日本の夏を彩る美しい装いであり、季節感を存分に楽しむためのアイテムです。


今回は、そんな浴衣の魅力や、夏から秋へと移り変わる季節を楽しむためのコーディネートのヒントをお届けします。


これからの季節にぴったりな浴衣選びのポイントや、最新のトレンド情報を交えて、素敵な浴衣ライフを提案いたします。



1. 夏の浴衣の魅力と季節感を楽しむポイント


浴衣は、夏の風物詩として長年愛されてきた日本の伝統的な衣装です。その涼やかで軽やかな着心地から、夏祭りや花火大会、盆踊りなど、さまざまな夏のイベントで欠かせない存在です。


浴衣を着ることで、夏の季節感を存分に楽しむだけでなく、日本の伝統文化をより身近に感じることができます。


夏の風物詩を映すデザイン選び

夏の浴衣選びでは、季節感を意識した柄や色合いが重要です。朝顔やひまわり、金魚など、夏の風物詩をモチーフにした柄は、見た目にも涼しさを感じさせ、夏らしさを演出します。


また、青や白、水色などの涼しげな色合いは、暑い季節にぴったりです。これらの柄や色を選ぶことで、浴衣を通じて夏の訪れを感じることができます。


快適さを追求する素材の選び方

浴衣の素材選びも大切な要素です。通気性が良く、汗を吸収しやすい綿や麻の素材は、夏の暑さを和らげ、快適に過ごせます。 特に、麻は軽やかで涼しげな質感が特徴で、夏の浴衣に最適な素材です。


最近では、シワになりにくく洗濯しやすいポリエステル素材の浴衣も人気で、豊富なデザインとカラーが選ぶ楽しさを広げます。


季節感を引き立てる小物と帯の選び方

浴衣を着る際には、小物選びにもこだわりたいところです。

涼しさを感じさせる籠バッグや草履、浴衣に合わせた扇子など、季節感を反映したアイテムを選ぶことで、夏の雰囲気がより一層楽しめます。


さらに、帯は浴衣全体の印象を左右する重要なアイテムです。夏らしい色や柄を選び、シンプルながらも華やかさを持たせることで、全体のコーディネートが引き締まります。浴衣のデザインに合った帯を選ぶことで、統一感と華やかさをプラスし、魅力的な装いが完成します。



2. 秋を先取り!夏から秋への浴衣コーデの変化


秋を意識したカラーと柄の選び方

夏の終わりが近づくと、浴衣のコーディネートにも変化を取り入れることが求められます。まず、色合いに注目しましょう。 >夏の鮮やかな色から、秋を感じさせる落ち着いた色合いへのシフトがポイントです。


例えば、夏は白や青、明るいピンクなどの涼しげな色が主流ですが、秋に向けては、深い緑や紺、茶色、ボルドーなど、少し落ち着いた色合いを取り入れると季節感が増します。


また、柄選びも重要です。夏の間は花柄や動物柄などが人気ですが、秋には紅葉やすすき、秋草など、秋の自然をモチーフにした柄が似合います。これらの柄を取り入れることで、夏の終わりから秋の訪れを感じるコーディネートが完成します。



帯と小物、羽織ものによる季節感の調整

さらに、帯や小物の選び方にも工夫が必要です。夏は軽やかで涼しげな帯を選ぶことが多いですが、秋には少し厚みのある素材や、秋らしい色合いの帯を選ぶと良いでしょう。


また、帯締めや帯揚げといった小物を秋色にすることで、季節感をさらに強調することができます。例えば、深みのある紫や赤、栗色などの色を取り入れると、秋の雰囲気が一気に高まります。

また、羽織ものを加えることで、秋らしさを演出することも可能です。薄手のカーディガンやショールを羽織るだけで、気温の変化に対応しながらも、おしゃれな秋の浴衣スタイルを楽しむことができます。


これにより、朝晩の涼しさにも対応でき、快適に過ごせるだけでなく、全体のコーディネートにも深みが増します。


秋の夜長を楽しむための装いとして、昼と夜で異なる雰囲気を持たせるのも一つの楽しみ方です。



3. 浴衣コーデのトレンドと個性を引き出すポイント


2024年の浴衣トレンド:伝統とモダンの融合

毎年、浴衣のトレンドは少しずつ変化しており、その時々の流行を取り入れることで、よりおしゃれな着こなしを楽しむことができます。


2024年の浴衣コーデのトレンドとして注目されているのは、「伝統とモダンの融合」です。伝統的な柄やデザインを基調にしながらも、モダンな要素を取り入れた浴衣が人気を集めています。 たとえば、従来の和柄を大胆にアレンジしたデザインや、現代的なカラーリングを施した浴衣がトレンドです。特に、黒やグレーなどのシックな色を基調に、ゴールドやシルバーのアクセントを加えた浴衣は、上品でありながらもモダンな印象を与えます。


また、レースや透け感のある素材を部分的に取り入れたデザインも、トレンド感を引き立てるポイントです。こうしたデザインは、伝統的な浴衣に新しい魅力を加え、個性的なスタイルを実現します。


トレンドを取り入れつつ、自分らしさを表現するコーディネート

トレンドを取り入れるだけでなく、自分らしさを表現することも大切です。個性を引き出すためには、アクセサリーやヘアスタイル、小物の選び方にもこだわりましょう。


たとえば、大きめの花飾りやパールのアクセサリーを使ったり、モダンなヘアアレンジを加えることで、全体のコーディネートが一段と引き立ちます。 また、自分の好みに合った帯の結び方や、小物の組み合わせを工夫することで、他とは違ったオリジナリティのある浴衣スタイルが完成します。


トレンドを意識しつつも、自分らしいスタイルを追求することで、浴衣をさらに楽しむことができます。また、季節感を大切にしながらも、少し大胆な色やデザインに挑戦することで、より一層魅力的なコーディネートを作り上げることができるでしょう。


浴衣は自由な表現が可能なアイテムですので、自分だけのスタイルを見つける楽しさを存分に味わってください。

4.まとめ


浴衣は、夏から秋へと移り変わる季節感を楽しむための素晴らしいアイテムです。夏の浴衣は、涼しげな色や柄、軽やかな素材を選ぶことで、季節の暑さを快適に過ごすことができます。


一方で、秋に向けては、落ち着いた色合いや秋らしい柄、小物選びを工夫することで、季節の移ろいを感じさせるコーディネートが可能です。 2024年のトレンドを取り入れつつ、自分らしさを大切にした浴衣コーデを楽しむことで、季節の変化を感じながら、より豊かな着物ライフを送ることができます。


夏から秋へと変わりゆく時期に、浴衣を活用して、日本の四季折々の美しさを身近に感じてみてください。


浴衣は、その時々の季節感を反映させたスタイルで楽しむことができる、まさに日本ならではの素敵な衣装です。 今年の夏から秋にかけての装いのヒントをもとに、ぜひ素敵な浴衣ライフをお楽しみください。


まるやま・京彩グループでは、着物好きの皆さんがステキな着物ライフを送れるよう、お役立ち情報を発信していきます。


着物の選び方や着こなしについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひまるやま・京彩グループの着付け教室、無料体験レッスンにお越しください。経験豊富なスタッフが、あなたにぴったりの着物選びをお手伝いします。